情報化月間推進会議議長表彰
情報化月間推進会議議長表彰
システムの名称/
表彰対象者
表彰理由
「グレブナー基底計算プログラム」
/渡辺 秀行
光成 滋生
ストリーム暗号の解析に用いられるグレブナー基底の高速計算を実現するプログラムである。世界最速のアルゴリズムを用いており、プログラムの最適化に加え、64ノードから成る並列計算機上に実装することにより高い性能を誇る。これにより、暗号の安全性検証に大きく貢献できる。
「東京大学教育用計算機システム」
/国立大学法人東京大学情報基盤センター
教育・研究向けコンピュータ及びネットワーク設備を世界最大級のシンクライアントシステムで構築している。複数のOSが混在する環境も実現可能であり、様々な教育カリキュラムに対応できる。TCO削減、個人情報保護の観点から有効性は極めて高く、波及効果も大きい。
「証券保管振替システム」
/(株)証券保管振替機構
業務系レガシーシステムと共通基盤系オープンシステムとを最新のアプリケーション統合技術及びストレージ統合技術等を用いて有機的に連携させることにより、証券全般にわたる資金と証券の同時決済(DVP決済)を実現した。証券決済インフラにふさわしく、完全二重化、遠隔地バックアップ等により、高い信頼性を確保している。
「DCS/SWIFTサービスビューロシステム」
/ダイヤモンドコンピューターサービス(株)
個別にSWIFT(全世界の銀行に対して国際通信サービスを提供するインフラ)に接続していた日本の銀行に対して接続ASPサービスを提供し、現在、処理件数は世界一を誇る。物理的・システム的セキュリティに加えて、災害対策についても十分に配慮し、体系的かつ包括的なサービスを提供している。
「品質情報管理システム Mercrius」
/JFEシステムズ(株)
商品を構成する原材料や包装資材の品質情報を一元管理し、顧客からの問合せ対応や商品規格書の作成等を支援する品質情報管理システム。幅広いニーズに対応させるとともに、ユーザによるメンテナンスも可能にしている。食品メーカーの品質管理レベル向上に貢献している。
「非構造格子系熱流体解析システム」
/(株)ソフトウェアクレイドル
他社製品と比較して高い評価を得ている、高精度な計算で熱流体解析を行う、高機能かつ高性能なソフトウェアである。熱流体解析を設計分野に広め、日本の産業界における設計技術の向上、試作コストの低減及び開発期間の短縮等に大きく貢献している。
「数式処理ソフト カルキング Ver6」
/(株)シンプレックス
ワープロ感覚で使える数式計算ソフトウェア。他の数式処理ソフトと比較して高機能であるにも関わらず、直感的で優れたユーザインターフェイスを実現し、かつ低価格である。日本発で世界レベルのデファクトスタンダードを狙えるソフトウェアといえる。
「MIKI−NET V2」
/(株)三城
ミッションクリティカルシステムのメインフレームからLinuxクラスタシステムへの移行に成功し、大幅なコスト減と高い拡張性も実現した先駆的事例である。オープンソースソフトウェアによるレガシーシステム移行のベストプラクティスであり、波及効果は大きい。
「インターネットEDI導入ビジネスモデル REXASS−EDI」
/(株)サンレックス
流通小売業者向けにASP形式の受発注EDIサービスを提供している。安価な価格体系であるため、中小規模流通業界におけるEDI促進と電子商取引の活性化に大きく貢献している。また、システム導入時にはコンサルティングを行い、企業のIT利活用立ち上げをサポートしている。
「地上デジタル放送高速移動受信システム」
/(株)豊田中央研究所、
奈良先端科学技術大学院大学
本システムの実用化により、今まで不可能とされてきた都心のビル街や高速道路走行時においても安定したハイビジョン移動受信が可能となり、電車やバス、乗用車でのハイビジョン受信、走行中の自動車に対するきめ細かい情報提供サービスなど、アナログ放送では実現できなかった新しいサービスの利用が可能となるなど、情報化の促進に多大な貢献をした。
「光MEMS」
/富士通(株)
電気機械制御の微小ミラーによる世界最小、最速の切替時間の高速光スイッチ(256×256ch)を開発し、世界で初めて信号を10倍以上高速の20ミリ秒で光のまま経路変更、制御できることを実証し、情報通信分野の発展に多大な貢献をした。
「北極域環境データネットワークシステム SALMON」
/(独)情報通信研究機構 電磁波計測部門北極域国際共同研究グループ、
富士通エフ・アイ・ピー(株) 環境システム事業部
日米科学技術協力協定下で推進されてきた地球環境のための高度電磁波利用技術に関する国際共同研究において、JGN−II等高速実験回線で接続された米国アラスカの環境センサーネットワークについて、先進的な自動データ処理システムを構築するとともに、環境計測の情報処理技術の向上など情報化の発展に多大な貢献をした。
「九州新幹線高速架線検測装置」
/九州旅客鉄道(株)
新幹線の営業車両の屋根上に設置したカメラで、営業中にパンタグラフ周辺の画像を取得、画像解析することにより、走行中のパンタグラフと架線の状態を計測する装置で、新幹線の設備保全を効率的に行うものである。撮影画像は、同時に取得する区間・距離情報とリンクさせることで不良箇所の設備状態確認を容易に行える。また、検測専用車両や専用車両の運行を必要としないことからコストダウンが図れ、技術的、経済的にも優れている。
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